12.52011
12月2日、山梨学院生涯学習センターにて、「日本ワインの先駆者たち―こうして日本のワインが日常になってきた― 」が開かれ、会場には大勢のワイン愛好者が集まりました。
全4講習のうちの第1回目となる今回のテーマは、「〈ぶどう栽培論〉日本のワインぶどうにかける想い―川上善兵衛のマスカット・ベーリーA― 」
第1部と第2部に別れた今講習では、第1部では山梨ワインの歴史を、第2部では、実際に自慢のワインを味わいながらのレクチャー&意見交換会という形で行われました。
「今の私たちが居るのは、誰も評価してくれないところから頑張って道を造ってくれた、先駆者がいるから」という前置きから始まった第1部。
株式会社サドヤ代表取締役社長である萩原健一さんによる、日本のワインとその創始者ともいえる川上善兵衛さんの話です。
ぶどうの先祖がイザナミ、イザナギの神話にも登場するとは驚きでした。
現在日本で栽培されているようなぶどうは、勝沼町の甲州ぶどう伝承という、奈良時代にぶどうを持った薬師如来が現れこの地に伝えたのだそうで、感慨深いものがあります。
川上善兵衛さんは、まだまだ栄えていなかった山梨の地に、ワインという特産を、人生をかけて根付かせた人物です。研究家であった彼は、農民救済、国民利益のためにワイン造りを決意。「日本のぶどうの父」「日本のワインの父」の名に相応しい偉業を成し遂げたそうです。
ワイン好きの方は、一度川上善兵衛さんの足跡を辿ってみても楽しいかもしれませんね。
第2部では、皆さんでワインに舌鼓を打ちました。各人のワインの知識や、ワインに対する思いなどを語り合いながら、ワインの楽しみ方や違った見解の意見交換など、皆さん楽しそうに時を過ごされていました。
初めて知り合った方とでも、ワインの味と香りに心も和み、和やかに談笑されていました。
この講習「日本ワインの先駆者たち―こうして日本のワインが日常になってきた― 」は今後も様々な内容で行われるそうですので、気になった方は下記生涯学習センターまでお問い合わせ下さい。
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